赤色。

私の腕に残る、リスカ痕。
あなたが付けた、2本・・・。
私が弱いだけなので、あなたに何ら落ち度はありません。
責めもしません。
その後に、あなたからメールが来てリスカした事を後悔しました。

2時間掛かった、赤色のフレンチネイルは明日、たった一日の為に。私にとっては、大事な日なのです。
明日、たった『数分』だけでも構わない。

あなたは、私の写真を見て「かわいい」と言ってくれました。
自信を持てない私への、優しさですか？

どうして、私の写真を欲しがるのですか？

どうしてあの日、あなたの携帯電話は赤かったのでしょう？

もしあの日、あなたの携帯電話が赤くなかったら私は、あなたの車を降りていました。そこがドコであろうと構わない。どんなケガをしたって構わない。私一人の肉体ですから。

こんなにもあなたを好きなのに、あなたはヒドイ事ばかりを言いました。
正直、泣きそうでした。
でも、困らせたくなくて我慢しました。

どうして私たちは出会ってしまったのでしょう？
こんな関係になってしまったのでしょう？

気づけば、携帯電話が赤くなくてもあなたを好きです。あなたに嫌われるまで、私はあなたを好きでいるでしょう。

私は、どうすればいいですか？
これから先、どうなってしまうのでしょう？

カズミは殺しました・・・隆太が。

吐き残りのスープカレーは、家で全て吐きました。
隆太、もう少し時間をちょうだい。